INSPECTION /
TRACEABILITY
検査・トレーサビリティ
検査・トレーサビリティ
国際標準品質規格認証、環境保全規格認証、各種業界用認証規格はパートナー企業の台湾 信統電産股份有限公司が全て取得していて常に最新の状態で管理しています。その厳格な品質管理体制とトレーサビリティに加え、ジャパンマグネットのモータ製造品質指導が加わり、カスタムモータに相応しいカスタム製造工程で独自的な検査体制・トレーサビリティ管理を構築しています。新しいモータを生産スタートする際のお客様のご指導が何よりの成長の糧になっています。
検査装置
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ステータ総合試験機
電機子も呼ばれる鉄芯に巻きつけられたコイルの様々な検査項目を1台に融合した試験機です。
前工程での巻線、結線、基板ハンダ付けなどを経てモータの性能の半分を決定します。
抵抗値、インダクタンス値、絶縁抵抗、絶縁耐電圧、インパルスレアーショート試験を一括します。 -
Back EMF検査装置
電子機ステータと界磁ロータを組み合わせた際のモータ性能検査です。ロータを外力で回転させ誘起電圧を発生させることで性能判定が可能です。駆動トルク検査とまではいきませんが磁気センサを内蔵しないフレームレスモータなどでは極めて有効な検査判定方法となります。
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画像寸法測定機
外観寸法規格が金型部品で構成される場合には部品レベルで寸法が保証されますが、部品の精度ばらつきや組み立て寸法により外観寸法を管理する場合、目視やゲージ検査では品質管理が簡単ではありません。
画像寸法測定機により作業者・検査員に依存せず検査データも自動で保存されます。 -
インライン用
マグネットアナライザー業界トップクラスのマグネットアナライザーを保有し当社独自のインライン全数検査判定システムを構築、製造ラインで稼働しています。サーチコイルでの残留磁束密度検査より確実に合否判定が可能です。 ステータ総合試験機での電機子検査と双璧をなす重要検査です。
トレーサビリティ
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全ては製番に紐づくトレーサビリティ
量産のご注文ロットに対し当社から工場に指示される発注番号と生産管理の生産計画番号(製番)が紐づけられ、製番ごとに部品手配、内製部品加工の管理が行われます。品質のトレーサビリティもさることながら製番ごとの歩留まり状況の把握にも余念がありません。
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iOTに対応した品質監視システム
2024年に新設した台湾工場の組立ラインでは各重要検査工程で検査数値を取得しデータを吸い上げ、上位PLCにftp接続したコンピュータをリモートして遠隔で全数検査データの追跡、シリアル番号単位での品質確認が可能です。月産2kpcs以上の特殊精密機器用モータでは有効な管理手法です。